英語力が活かせる営業職とは?
目次
これからの営業職になぜ英語力が必要?
昨今、英語を公用語にする企業が増えています。
公用語になっていない企業でも、会議や書類などで英語を使うことが多くなっています。
なぜ営業職の人でも英語が必要になっているのか、まとめてみました。
進むグローバル化
自分の英語力を生かして、いつかは海外進出をしたいと考えている営業職の方が増えています。
海外企業と取引する部署への異動や、海外支社への異動を希望している方が多くなってきています。
それに伴って英語力を身につけておけば、海外企業への転職も可能になっていきます。
自分の世界観や価値観を広げるためには、英語力が必須になってきているのです。
海外進出を求める人の増加
自分の英語力を生かして、いつかは海外進出をしたいと考えている営業職の方が増えています。
海外企業と取引する部署への異動や、海外支社への異動を希望している方が多くなってきています。
それに伴って英語力を身につけておけば、海外企業への転職も可能になっていきます。
自分の世界観や価値観を広げるためには、英語力が必須になってきているのです。
営業職が英語力を身につけるためには?4選
1. 自分の力で学ぶ
最も費用がかからず手軽に始められる方法です。
自分に合った教材を選び、自分のペースで学ぶことができます。
最近は英語学習アプリも多数出ているため、すきま時間に取り組むことができるため便利です。
三日坊主という方は、明確な目標を設定しておくと続けやすくなります。
2. オンライン英会話
無料の通話アプリなどを使って、オンラインで学習する方法です。
英会話教室に通う必要もないため、自分の好きな場所で、学習できます。
一対一でレッスンできるため、周りの目を気にせずに取り組むことができます。
自分の予定に合わせてレッスン予約ができるため、スケジュールの臨機応変力が必要な営業職におススメの学習方法です。
3. 英会話教室
昔ながらの学習方法です。
レッスン料は月1~2万円と高額になります。
複数人で授業を受ける形になるため、発言のタイミングが少なくなりますが、ネイティブの講師と学習できるため実用性のある英語の学習ができます。
4. 個人教室
英会話教室の個人レッスンコースや、個人で開講している英会話教室に申し込むなどの方法です。
一対一で会話ができ自分のペースで学習できるため、早く上達できます。
短時間で確実に英語力を身につけたい営業職の方にはおススメの学習法です。
ただし、授業料が高額になるため注意が必要です。
英語を活かした職につくための1歩
1. 専門学校・短大以上の学歴を付ける
学歴社会の日本では、専門学校・短大以上の学歴を持っていなければ英語を活かした職に就くことができません。
就きたい職種が具体的に決まっていなくても、文系か理系かだけは決めてから4年制大学、短大、専門学校に進学しましょう。
2. インターンシップやビジネス研修で英語を使う
海外でのインターンシップ、ビジネス研修経験をすることです。
少しでも現地で働くことで、英語でのコミュニケーションをとることができます。また、社会的なルールやマナーも同時に学習できます。
経験した業界の雰囲気や実態を知ることができるため、自分に適した職種を見極めることができます。
3. 必要な英語レベルを確認する
自分がすでに身につけている英語のレベルが、どの職種に合うのか。自分が就きたい職種にはどの程度の英語力が必要なのか、確認しておきましょう。
職種によっては、「英会話」を重視するのか、「英語の読解力」を重視するのか異なってきます。
自分のレベルと必要レベルを確認することによって、自分に合った職種に就きやすくなります。
英語力+αの技術、能力が必要な職種たち
英語力だけを身につけても仕事はできません。
英語を活かした職業の中には+αの能力が必要になる職種が多くあります。
英語を活かしたいと考えている人に人気の職種のため、何が必要なのか確認し、今のうちから学習しておきましょう。
・ホテル、テーマパーク、CA、各種業界での接客担当
→英語力+ホスピタリティ
・大学、専門学校の教師、英会話教室講師
→英語力+指導力
・通訳、翻訳家
→英語力+国ごとの地理、歴史力
・各種コンサルタント
→英語力+思考力
業種に関わらず+α共通として必要な知識として、「海外の文化、習慣の知識」が必要です。
相手の発言の意図や心理を正しく受け取るコミュニケーションをとるためには必要になります。
自分の就きたい職種に合わせて、自分の能力を高めていきましょう。
昨今英語力の高い人は多くいるため、上記の様な+αの能力がどれぐらいあるのか、レベルはどの程度なのか、で他者と差をつける必要があります。
思考力・判断力・行動力・コミュニケーション能力など、総合した人間性と専門的知識によって、企業側は判断していきます。
英語が活かせる営業職の種類は?
営業職の中でも、グローバル企業の法人営業職は英語力を活かすことができます。
グローバル企業の営業職は、日本国内の営業職に比べて年収などの働く条件が良いことが多いです。
そのため、英語を活かした営業職の転職先として選ぶ人が多くなっています。
グローバル企業の法人営業職が行う仕事の一例です。
・海外企業のクライアントを日本に招待し、案内する
・現地海外企業への直接訪問
・海外企業とメールや電話でのやりとり
・海外企業も参加する会議でプレゼンテーション
法人営業職では、英語力と共にグローバル社会に必要なルールやマナーも身につける必要があります。
英会話教室などでは、海外で日常生活を送るためのフランクな英語を学習することが多いのですが、営業職は“お仕事”ですので、海外企業の方に対して節度ある対応をしなくてはいけません。
会社を代表して、日本で海外企業の方を案内する役目や、現地に赴いて直接商談することもあるため、テキスト以上の英語スキルが必要になります。
法人営業職のあるグローバル企業では、英語が必要な様々な場面に柔軟に対応できる臨機応変力の高い人材を求めています。
法人営業職に必要な英語力のレベルは?
法人営業職に就くには、どのレベルの英語力が必要なのでしょうか?
英語力を必要とする上場企業では、TOEICのスコアを使って人材の採用基準や昇進基準を決めています。
TOEICは英語のレベルを確認するために非常に便利なものです。
海外のビジネスパーソンとコミュニケーションが取れる人材か、見極めるために使われるため自分の必要なレベルを確認しましょう。
とある企業の必要点数の一例です。
~730点・・・グローバル部門に所属できる最低基準レベル
英検2級~、5500語~
日常の軽い会話ができる程度
~800点・・・仕事の打ち合わせや、議論ができる
英検準1級、8000語~
~860点・・・海外赴任のできるレベル。海外への転職も可能
英文の専門書を読解でき、会議もこなせる
英検1級、10000語~
~930点・・・現地の方と同等レベル
海外の方と英語によって支障なくコミュニケーションが取れる
英検1級、10000語~
あくまで基準のため、別途で英語での臨機応変力も必要になります。
英語での面接などで厳しく評価されるため、常に英語力が必要になっていきます。
海外営業職ってどんなお仕事?
英語力を活かせる職業としてあげられる海外営業職。
具体的にどのような職業なのでしょうか。
海外営業職は名前の通り、海外の企業をお客様としてやり取りする営業職になります。
商談、マーケティング、企画、市場調査、契約、クレーム対応などを行います。
国は様々ですが、基本的に共通言語として英語を使ってやり取りが行われています。
メールや電話でのやり取りは英語になるため、正確に電話での応答ができたり、メールを読み取れる必要があります。
また、営業職はビジネスになるため、英会話力だけではなく自分の主張や考えを英語で表現できる能力も必要になります。
一般的に、TOEICの点数スコアが800点以上持っていれば、海外営業職に支障がないレベルと言われています。
ただしあくまで平均的な目安の点数のため、海外営業職を考えている人は点数が高いほど有利になります。
必要なTOEICの点数は各企業が提示してくれていることが多いため、事前に確認し足りない分を学習し獲得しておく必要があります。
昨今海外進出する企業が多くなっています。そのため、市場も徐々に拡大しており、転職先として希望する方も増えています。
海外営業職は現地と国内で違いはあるのか
現地での業務
海外の現地に駐在すると、日本にある本社とやり取りしながら業務を行います。
担当部署にもよってお仕事内容や方法は異なりますが、基本的には現地の市場調査や商品展開の企画、営業戦略の提案などを行います。
また、日本国内の営業職と同様に、お客様の新規開拓市場の開拓のために、自ら足を運ぶ仕事もあります。
海外でのお仕事は、新たな価値観や文化を学ぶことができ、人脈を広げる機会が多くあります。
人脈を広げることで、自分のキャリアアップに繋げられるメリットもあります。
現地での広報活動、営業職の他に、現地の人材育成や管理、英文での契約書の作成、日本への報告など、日本国内での営業職より多くの仕事をこなす必要があります。
日本国内での業務
日本で海外企業の営業職に就くと、現地の担当者と連絡を取り、販売計画や新規商品の開拓などを行います。
また、現地での販売ルートの手配、契約関係、お客様とのやり取りなど事務的な仕事も混ざってきます。
国内企業の営業職と同じように、朝出勤し夕方には退勤という流れですが、海外との時差があるため、早朝出勤や深夜にリモートで会議する場合もあります。
新卒の方は特に国内勤務になる可能性が高いです。
国内営業職での経験を得てから、海外赴任になる流れが多いでしょう。
海外営業職に就くパターン4選
①海外営業職の求人に就職、転職する
最もオーソドックスな方法です。
海外営業職がある企業に就職、転職することが海外で働ける必須条件です。
「海外で通用する英語力を身につける」ではなく、「海外で働けるチャンスがあるところに就職する」のが最優先事項です。
②企業名に捕らわれない
人気企業ほど就職しがいはあります。
ですが、人気な企業ほど競争率が高く英語力の優れた人が集まりやすくなっています。
英語力に自信がない方は、大手商社ではなく部品や機械メーカーの方が競争率が低く就職しやすいことが多いです。
③海外でどれぐらい活躍している企業か
海外展開している企業でも、海外に賭けている割合が低ければ海外営業職に就ける可能性は低くなります。
希望する企業がどれほど海外で利益を出しているのか、事前に確認する必要があります。
④一般企業に就職してから転職
新卒の場合、いきなり海外勤務になる可能性はかなり低い場合が多いです。
そのため、まずは一般企業の営業職に就職し営業職としての経験を積み、海外企業に転職するというパターンもあります。
転職となる場合、部署に限定して求人されていることもあるため、海外営業職の転職探しがしやすくなります。
法人営業職に必要な実践的な英語とは?
メールでのやり取りができる
海外企業とのやり取りは、基本的にメールになります。
日本国内での営業職は、直接出向いたり電話やメールでやり取りを行います。
ですが、海外とは時差があるため、仕事時間関係なく連絡のできるメールを主に使うことになります。
母国語が英語ではない方との商談の場合、電話ですと微妙なニュアンスの違いで誤解を生じることがあります。
それを防ぐためにも、メールでのやり取りが主となります。
日本と同様にビジネスメールとしてある程度型は決まっているので、慣れれば問題なくやり取りができます。
英語で電話や商談ができる
基本はメールでのやり取りですが、緊急性の高いものは直接電話でやり取りをします。
メールでやり取りをするほうが、文字としてやり取りの記録が残るため確実性があります。
ですが、早急に返信が欲しいものなどの緊急性を要するものは電話でやり取りすることがあります。
また同様に日本国内、もしくは現地で直接商談する可能性もあるため、英語でビジネス的なやり取りができる必要があります。
日常の英会話だけではなく、ビジネスシーンでの英会話も身につけておかないといけません。